お知らせ

2024.10.01

神社のあれこれQ&A

神棚は神道の神々を祀るために設けられた、家庭や職場での祭祀空間の事です。神棚のお社の中に神様がお鎮まりになり、家庭や職場の安全、健康、繁栄をお守りくださいます。また、神棚は先祖供養の場としても機能し、先祖の霊を慰める役割も果たします。
神棚の起源は、古代の神道信仰にまで遡ります。古事記や日本書紀などの古典文学に「神座(かむくら)、神殿(かんどの)」という言葉が出てくる事から、これが神棚の原型であったとされています。
その後奈良時代になると、貴族の家に「御斎所(みさいしょ)」と呼ばれる神々を祀る神聖な空間が出来るようになります。平安時代に入るとそれが「神棚」と呼ばれるようになり、貴族の家庭から武士の家庭へと順に広がっていきました。江戸時代には庶民の生活にも浸透し、現在まで多くの家庭で神棚が受け継がれています。