お知らせ

2022.10.09

神社のあれこれQ&A

⑧鳥居って何?なんの為にあるの?

神社にお参りすると、まず最初に鳥居が私達を出迎えてくれます。神社を表示し、また神聖さを象徴する建造物で、神社の内と外を分ける境に立てられています。鳥居は「神域と人間が住む俗界を区画するもの」であり、「神域への入口を示すもの」になります。また「内側の神聖な場所に邪気が入る事を防ぐ」という意味もあるそうです。

鳥居の起源については諸説ありますが、天照大御神が天の岩屋にお隠れになった際、八百万の神々が鳴かせたとする鶏が止まった木を鳥居の起源とする説や、外国からの渡来説などもあります。

また、広い神域を持つ神社では、一番外に「一の鳥居」を置き、そこから本殿に近付くにつれ「二の鳥居」「三の鳥居」といくつもの鳥居が設けられている事があります。当宮でも「一の鳥居」「二の鳥居」と二基、設けておりますが、このように複数設ける事で、より神様に近く、より神聖な場所である、と印象付けると共にその結界であることを表しているようです。「邪気が入る事を防ぐ」という点でも、鳥居が複数あるのは自然なことなのかもしれません。