神社のあれこれQ&A
2024.09.01
妊娠五ヶ月目の戌の日に、母体の健康と赤ちゃんが元気に誕生するようにとの願いを込め、安産祈願を行い、腹帯を巻きます。その中での疑問・質問をまとめました。①なぜ五ヶ月目の戌の日に行うのですか?戌の日を選ぶのは、犬が多産で安産であり、丈夫な子を産むとされているので、それにあやかる為と言われています。また五ヶ月目頃なのは、膨らみ始めたお腹を保護し、冷えを防ぎ、赤ちゃんの体位を安定させる(逆子にならないように)といった実用的な理由と、母親になるという自覚を促す精神的な理由もあるそうです。②御祈祷に持っていく腹帯はさらしでなくても大丈夫?どのようなタイプでも大丈夫です。そもそもの正式な腹帯である「岩田帯」は紅白のさらしを重ねたものです。さらしはどんなサイズのお腹にも合わせられる利点がありますが、ゆるむと巻き直さないといけない為、普段は伸縮性のあるタイプのものを使用し、「帯祝い」の時にさらしを巻くという方も居るようです。③神社で帯を巻かないのですか?安産祈願と帯祝いは別々に行います。(1)神社で安産祈願を済ませる(2)病院で腹帯の巻き方を教わる(3)夫や妊婦の母親に巻いてもらうというのが一般的なようです。
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