神社のあれこれQ&A

2024.05.03

神社のあれこれQ&A

鎮守の森ってなんですか?

当宮は本殿を囲むように松や杉の木が植えられていますが、このように神社と一体になった樹木・森林で神の依り代として神聖視されるような空間を「鎮守の森」と言います。
昔人々は、奥山の神様が時々人里に降りてくると考えており、その神様を迎える場所として、小高い場所に木を植えて育てたと言われています。鎮守の森は地域を守ってくださる神様が降りてくる場所であり、その森が元気であれば神様が来てくれるが、人々が世話をせず森が荒れると神様は村を護ってくれなくなると考えられました。その為、人々は鎮守の森に木を植えて育て、手入れをし、かつ鎮守の森から生まれたものは、小さな枝でも無駄なく徹底的に使い尽くすことで信仰を表していたようです。
それが現在まで受け継がれ、持続的に鎮守の森は維持されてきました。