神社のあれこれQ&A

2023.07.01

神社のあれこれQ&A

ご祈祷の時に捧げる「玉串」ってそもそも何ですか?


「玉串」とは、榊の枝に紙垂(しで)や麻を付けてご神前に奉るものです。様々な沿革から考えるに、玉串は

①神様に対するお供え物
②一種の拝みしろ(丁重な礼拝をする際に必要な一作法)

という事のようです。お祈りの気持ちを込めて神前に捧げる事で、神様との仲介役となりお願い事を伝えてくれる、とも言われています。
 現在は神職の作った玉串をご神前をお供えしますが、平安時代では、旅行者が手向串(たむけぐし)をたくさん持参して、道中の諸神社にお供えしていたそうです。その事から「玉串を奉る人は、玉串料としていくらかのお金を納めるべき」という考え方が生まれ、これが「玉串料」と言われるようにになった所以だそうです。