神社のあれこれQ&A

2022.04.06

神社のあれこれQ&A


②お賽銭にはどういう意味があるの?

 元は「散銭(さんせん)」と言い、古くはお金の代わりにお米を用いて散米、打撒(うちまき)などと称されていました。古代人の散米は、その呪力によって悪魔を払い除ける為と、神饌として神に捧げる為の二つの場合に行われていました。その頃のお米が、貨幣の流通と共に「金銭」に変えられて「散銭」となり、神様にお参りする時に奉る銭の意味から「賽銭」と書くようになりました。つまり、お賽銭とはお供え物の一種なのです。よく、金銭を紙に包んで賽銭箱に入れる方がいらっしゃいますが、それは金銭が流通する以前、参拝者が洗米を紙に包んで奉っていた事の名残だそうです。